認定介護福祉士として活躍するためにチェックしておくべきこと

活躍場所について

認定介護福祉士は介護福祉士と同様、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問介護事業所、有料老人ホーム、デイサービスなどで働くことができます。しかし、介護福祉士よりも一歩突出した知識を習得しているため、要介護度が重度の利用者が多い施設や、認知症ケアや看取りなど特別なケアが必要な施設での需要も高いようです。
また、介護スキルや職員の士気を高めたい施設、現場のリーダーとしてチームをまとめられる人材を求める施設からも関心を集めています。

事前に確認しておきたい項目

まずは現在働いている職場が資格取得に協力的かどうか確認してください。認定介護福祉士と活躍するためには資格を取得しなければなりません。近年は働きながら資格取得を目指せる施設も増えています。経済的な支援や資格取得講座への参加など施設によって支援体制が異なります。どのような支援があるのか確認しましょう。支援制度がない場合は違う職場に転職することを検討することになります。
転職する場合は、その職場の人間関係に注目してください。介護の仕事はチームプレーなので人間関係が重要です。一緒に働いている人の中には相性が合わない人がいるかもしれません。施設見学や面接で少しでも疑問を感じるようなら、入職後に何らかのトラブルが発生する可能性が高くなります。その施設は避けたほうがいいでしょう。
また、転職先を選定する基準のひとつである勤務時間や休日についてチェックしているとは思いますが、その際に残業や休日出勤の有無も忘れずに確認してください。人手不足の施設はギリギリの人数で仕事を回しています。残業や休日出勤が常態化していると休暇も取りにくくなるので、残業や休日出勤の有無からどのような状態なのか推察しましょう。
さらに、勤続年数ごとの昇給や資格取得支援などのように収入やキャリアアップに関する制度が確立されているかどうかも確認してください。数年経っても給料が変わらない、資格を取得しても収入が上がらない、というのではモチベーションを大きく下げてしまいます。
このように、転職前に確認しておきたい項目はたくさんありますが、これらの情報は転職エージェントを利用すれば入手することができます。一度相談してみましょう。

雇用条件は書面で確認しよう

残念ながらブラック企業と呼ばれる施設や事業所も存在します。面接で確認しても実際に入社してみたら、正社員で採用されたのに契約社員扱いになっている、夜勤なしのはずが夜勤を命じられた、ということもあります。このようなケースを避けるためにも雇用条件はしっかり確認しましょう。口約束では覆されてしまう可能性があるので、必ず書面で確認するようにしてください。