気になる認定介護福祉士の年収について

認定介護福祉士の年収事情

多くの人が気になっている年収ですが、認定介護福祉士の年収に関する公的な統計は公表されていません。なぜなら、認定介護福祉士は国家資格ではなく、認定介護福祉士認証・認定機構が認定する民間資格だからです。民間資格は一般的に公的な調査・研究の対象とならないため、認定介護福祉士の年収に関する統計データは存在しません。そのため、具体的な数字を見ることはできないのです。しかし、国家資格である介護福祉士の上位資格として位置づけられているため、役割から認定介護福祉士の年収を推定することは可能です。

上位資格である認定介護福祉士のほうが高い?

国家資格である介護福祉士には、厚生労働省による収入の統計調査が存在します。そのデータから認定介護福祉士の年収をある程度推測することが可能です。公的な統計調査では、認定介護福祉士は介護福祉士としてカウントされます。認定介護士は介護福祉士として5年以上の実務経験を積まなければ養成研修を受講できないため、「経験豊富なベテランの介護福祉士」として考えることができます。その上、介護現場におけるリーダーへの教育・指導といった役割も担っています。以上のことから、「介護福祉士よりも認定介護福祉士のほうが高い」と考えることができるでしょう。

具体的な数字を見てみよう

介護士は無資格・未経験からスタートできる職種です。経験によって年収もアップするので、無資格と介護福祉士を比べると大きな差があります。厚生労働省の「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、無資格の平均年収は約325万円、初任者研修は約360万円、実務者研修は約368万円、介護福祉士の平均年収は約394万円でした。無資格者と比べて介護福祉士のほうが30万円ほど高くなっています。その介護福祉士の中でもベテランに位置する認定介護福祉士はより高い年収が期待できます。

まとめ

認定介護福祉士は介護福祉士よりも上位に位置づけられる資格です。リーダーや管理職などマネジメント業務を任されるので、その分、役職手当もつきます。昇給が見込めるので介護福祉士の平均年収である約394万円よりも高い可能性があります。年収アップを目指すなら認定介護福祉士の資格を取得しても損はありません。しかも、高度な知識とスキルを有していることが証明できます。
人手不足が慢性化している介護業界ではマネジメントスキルを持つ人は歓迎されるので、転職先に困ることはありません。条件や待遇のよい職場への転職も有利になるでしょう。

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